「あなたの人生を変える睡眠の法則 菅原洋平」の感想
睡眠本ってこれまで特に読んでなかったんですが、この本はムチャクチャ勉強になります。
大事だと思ってたことって結構漠然としていたんですが、その思っていたのと違う大事なことが書かれていたので、かなり為になりました。
何となく感じているパフォーマンス低下の多くは睡眠が原因だったりするようで、この本の中に書かれていることを完全に実行できれば、生産性が1.5~2倍くらいになるんじゃないかな?って気すらします。
初耳だった大原則
『起床から4時間以内に光を見て、6時間後に目を閉じ、11時間後に姿勢を良くする』
という大原則が繰り返し語られています。
正直、初めて知ることばかりでした。
起きたら太陽の光を浴びることで、25時間の体内時計がリセットされるというのは聞いたことがありましたが、それ以外が新しくて得した気分になりました。
6時間後に目を閉じる
なぜ目を閉じる?
目を閉じるとは、短時間の仮眠を取るということ。
それを駆使して睡眠負債を減らすのが目的。
本の中では出てこない言葉ですが、パワーナップと呼ばれる方法ですね。
私も眠気で頭がボーっとするときは、15~25分のパワーナップを取ります。
この本の中では、10~15分がちょうどよく睡眠負債を減らせると書かれています。
なんで6時間後?
起床から8時間後と22時間後に眠気が来るリズムがあるそうです。
22時間後は夢の中ですが、8時間後はバリバリ日中ですから、その前に手を打っておくという目的で6時間なんですね。
例えば、昼休みに15分の仮眠を取りたい場合、そこから逆算した時間に起きればOKですから便利な方法です。
11時間後に姿勢を良くする
姿勢を良くする意味
姿勢を良くするというのは、筋肉を動かすという意味で、体温を上げることを目的としてます。
これが実に理にかなっているんですよね。
なんで11時間後?
起床から11時間後に深部体温がピークを迎えるのだそう。
人は体温が高いと寝付きにくくなるので、そのリズムを崩さないように深部体温が高い時間帯に筋肉を動かして、体温を上げる習慣をつけようという話です。
ここらへんはだいぶ詳しく書かれているので、本をじっくり読んで実践してもらいたい部分です。
コスパが異様に高い本
3つの大原則を日常生活に落とし込めれば、睡眠のリズムは一定に保たれますし、睡眠負債もいたずらに溜まっていくことも防げます。
その他、色んなテクニックや便利知識など盛りだくさんです。
1,400円なんですが、相当コスパ高いです。
睡眠って毎日何時間も取るものですから、その質が向上するならリターンは半端ないです。
この本はメモ取りながら3回読んで、即日実践すべき内容です!