「食べ物を変えれば脳が変わる 生田哲」の感想
人は食べ物で作られます。体もそうだし、脳もそう。行動にも大きな影響を及ぼしますから、食べ物に関する意識が高まりだし学びだすとびっくりするくらい好転していきますね。
この本は、第一歩として取り組みやすいんじゃないかなと思います。
脳に良い食べ物を取り入れつつ、脳に悪い食べ物を出来るだけ摂らないようにすれば、脳はフル回転し、本来の実力を発揮できるよと書いてあります。
個人的には、脳に悪い食べ物を減らしていくだけでも、ビックリするくらいの変化があると思っています。
健康になるには、まず引き算(不健康-不健康の原因=健康)が持論です!
「減らすべき脳に悪いもの」と「優先的に摂り入れたい脳にいいもの」を個人的な優先順位付けでフィルタリングして書いておきます。
脳に悪いもの
- 白砂糖
- タバコ
- アルコール
- 高GI
- トランス脂肪酸
- コーヒー
白砂糖はマジでヤバイ
個人的に最も最悪と感じているのは白砂糖。タバコを押さえての1位。
なぜかというと、人々を魅了する麻薬的な美味しさと中毒性があるからです。それでいて栄養素は無し。むしろ体からビタミンなどを奪い去って行きます。
悪魔的な中毒性があるので相当厄介です。
百害あって一利なし
2位は、アルコールと迷いましたが、タバコです。百害あって一利なし。タバコがストレスを緩和してくれると擁護する意見もありますが、結局タバコを吸えないことがストレスとなるので、血で血を洗うようなものです。お金の浪費だし、においも臭いし害悪でしかありません。
毒にも薬にもなる。使い方次第
アルコールは3位。ほぼ2位と同列かもしれません。これは個人的な思いが多分に込められているための順位です。
お酒は気分を陽気にさせてくれる、嫌なことを忘れさせてくれる、人間関係を円滑にしてくれるなどの素晴らしい力を持っています。
ただ、脳が鈍ります。体が鈍ります。
嗜好品と位置づけて上手いこと付き合い、活用すればいいだけなのですが、個人的にバランスが上手く取れていないという事情があるため、ほぼ2位の3位としています。
血糖値は上げない方がいい
高GIは脳にも良くないですが、太る原因としても相当デカイです。
白いごはん、ラーメン、うどん、パンなどの白っぽい炭水化物は大体高GIです。
原価が安くて美味しいし、お腹も膨れると非常に便利なだけに手強い相手と言えます。
血糖値がばこーんと急上昇するため体への負担が大きいんですよね。ちなみに白砂糖はここにも属します。
エネルギーが減る食べ物
トランス脂肪酸は安いため、多くの食品に使われています。
異質な構造の脂肪酸であるため排泄するのに多くの酵素を必要とするため栄養補給としての食事として見ると、コスパは最悪です。
コンビニ食や出来合いのお惣菜などをなるべく控えればいいので、減らすことは難しくありません。
嗜好品としての位置づけを
コーヒーは良くないという意見もあれば、良いという意見もあります。
嗜好品として適量(個人差あり)を守るようにしていれば特に問題なしと思います。そこまで中毒性が高いわけでもないので、減らすのは簡単ですしね。
脳に良いもの
- 良質な脂
- ビタミン、ミネラル
- 低GI
脳の7割は脂質
3大栄養素が重要なのは言わずもがなですが、良質な脂は基本的に満ち足りにくい環境です。意識的に摂らないとまず不足します。
ビタミン、ミネラルは年中不足
ビタミン、ミネラルもそうですよね。味に重きをおいて精製された食品にはビタミン、ミネラルがほとんど入ってません。
糖質を制限する前に、GI値の高低に着目すべき
低GIに関しては、良いというよりは「炭水化物の多くを低GIに置き換えたい」という感じです。これだけでも脳のシャキッと感は違ってくると感じます。
やっぱり引き算が活きる
やっぱりまとめてみると、脳に悪い食べものが多いので引き算がかなり有効かと思います。
脳の不調、体の不調というのは、安さ美味しさの代償とも言えそうです。
それを脱し、脳が良い状態、体の調子が良い状態を得るためには、「少欲知足」という対価が必要となりますね。
そこに掛かってくる意志力などの精神コストは、本を読んで現実を知ることでかなり下げることが出来ると感じています!