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「人を見抜く技術 桜井章一」の感想

桜井章一さんと言えば、20年無敗の伝説の雀鬼として有名です。

私は麻雀をしないのですが、桜井章一さんを称賛する声が多いので知りました。

 

この本の何がいいかって、頭でっかちさが全く無いところ。

桜井章一さんの経験則で語られる内容で構成されています。

もちろん調べたデータもあるでしょうけど、全てが経験則かのような印象を受けてしまうのがすごいなあと感じます。

 

本を読んで感じたのが、バランス感覚が良い人だというところ。

無茶をしたからちょうどいい塩梅に落ち着けるようになったのかも知れませんが、小利口に生きていたら身につかないような絶妙なバランスを感じます。憧れますね。

 

響いた一文

「酔いは人を鈍感にさせるが、覚醒は人を冴えさせる」という一文。

 

私は1日1食生活をしていますが、その一番の理由が”冴え”が欲しいからです。

3食食べてお菓子とかも好き放題食べていた頃は、常に頭の中にモヤがかかったようにぼんやりとしていましたが、少食にしてから頭の中がスッキリしていてシャキッと冴えていることが多いんです。

この状態は本当に心地良いんですよね。

 

ただ、お酒が好きなので、ちょくちょく飲んでいるのですが、鈍りますね。ホントに。

酔いが回ってきてふわーっと気持ちがよい時はいいですが、その気持ちよさが薄れていって酔っ払った状態の鈍さだけが際立っている状態がメチャクチャ不快なんですよね。

 

少食にして冴えた状態を長く体感しているからこそのギャップなんだと思います。

それを痛感しているからこそ、「酔いは人を鈍感にさせるが、覚醒は人を冴えさせる」という一文が響いてきたんでしょうね。

 

やっぱ酔うと意思も弱くなって自分に甘々になってしまいやすいのも、鈍感になっているがゆえだと思います。

 

最後の砦というか、「アルコールは飲んでもいいか」くらいに思っていましたが、他を減らしていくうちに”薄々気がついていた点(酒は百薬の長ではない?)が色濃く”なってきた感じです。

 

一見、ストイックで楽しみを減らしている修行僧のように見えますが、目的に対しての手段なんですよね。

必要に応じて学び、試行錯誤の結果なんです。

「追い込むためではなく、体がそれを求めている」という感じです。笑

 

人を見抜く技術とは

人を観察する、洞察するときには、自分の勝手に用意したモノサシをまずは捨てる。

ニュートラルな視点、感覚でもって観る。

 

これって相当大事なことですよね。

こういう見方ができると、人に苛つかなくなります!

 

人を見抜く技術は、自分を柔軟にし自由自在に活きる技術とも言えそうです。