「座敷わらしに好かれる部屋、貧乏神が取り付く部屋 伊藤勇司」の感想文
購入時、Amazonで星4.8でした。
おー、評価高いんだー読んでみよ。って感じで買ってみました;
結論から言うと、「なるほど、星4.8なのは納得!!」という感想です。
何と言っても、
- ストーリーがシンプルに良い
- 読んでる最中、片付け・掃除を無性にしたくなる
そんなパワーをもった作品です。
ひさびさに一気読みしちゃいました。
確実に万人向けですね!
さすが心理学者の方が書かれているだけあります。
他の著書も読みたくなるくらい、読後感が良いです。
貧乏神のキャラの違和感は最初だけ
最初、貧乏神が懇切丁寧にアレコレとレクチャーしている様がおかしくね?と思いながら読んでました。
けれども、だんだんとそんなことはどうでもいいと思えてきてしまっていました。
整合性とか気にしだしたら微妙かも知れませんが、逆にアクセントになる感じもしてくるから不思議です。
座敷わらしが可愛すぎて
座敷わらしちゃんが愛おしくて仕方ない!
昔の自分だったら、「めんどくせーガキンチョ」認定待ったなしですが、今の自分だとそうは思わず、愛おしさが溢れてしまいます。不思議だ。
とにかく、この本を読んだ後に掃除をしたくならない人は居ないんじゃないか?ってくらい効く本です。
「お金を稼ぐ読書術 午堂登紀雄」の感想文
読書は良い習慣の代表格ですし、自己投資として効率が良いと言われています。
それでいて、値段も高くなく簡単に手に入り、取り組みやすさも高いです。
ただ、うまく読書を活用できているか?という点を加味すると難易度が高まります。
その難しい読書の活用法のヒントがたっぷりと書かれている本です。
この本は、読書が習慣になっているけれども上手く活かせているかな?と感じる人にオススメだと感じました。
特に響いた箇所
実践すべき!と感じた箇所は、
複眼読書
同じ本を読んでも、自分の理解と他人の理解が違っていることはよくあります。
食事に関する本でも、健康志向の人が読むのと、ダイエットしたい人が読むのでは響く箇所や情報の受け取り方が違っていたりします。
私が購入した食事法などに関する本は家族の共有スペースに置いておいて、シェアしています。健康に興味がある家族が読んだら、感想を聞いてみて「おお、その視点は無かったわ!」と盲点に気がついたりするんですよね。
これってものすごく重要なことだと感じているので、その複眼読書を自分の発想を広げられるようになれれば、1冊の本から得られるものは倍以上になりますね。
正反対の主張の本を読む
「人は自分が見たいと思うものだけしか見ない」という性質があります。
人間の性質なので、偏見や思い込みなどが起こるのは致し方ない部分です。
けれども、正反対の主張の本を読むことで強制的に「自分が見たいと思わないもの」を見ることになるので、大変勉強になりますね。
まあ、気持ちよく読書は期待できないかもしれませんが。笑
たしかホリエモンさんってTwitterでは、自分と真逆の考え方の人もフォローしているそうです。
反対意見を見ることになるからムカついたりするけど、そこから生まれる視点や発想もあるから結構良いんだというようなことを何かで見たことがあります。まさしく複眼的ですよね。
他にも色んな読書術が書かれていますが、個人的には『複眼読書』を取り入れたいなと思いました。
これだけでもこの本を買った価値があります。(複眼読書を身につけるための実践をしてこそですけどね!笑)
「頭のいいお金の使い方 午堂登紀雄」の感想文
午堂登紀雄さんの本は視点がニュートラルなので、バランスよく読めるので好きです。
この本も「お金の流れを呼び寄せるためのお金の使い方」をニュートラルに伝えてくれているので、ひとつひとつ今の自分に必要なものをピックアップできると感じます。
お金をうまく使うための本
基本的に、節約をしないでお金を使おう!という考えをベースに話が進んでいきます。
本の趣旨が「お金の流れを呼び寄せる使い方、活きた使い方」ですので、上手く使うためのヒントが多く書かれています。
実際に、短期間で資産を築いた方の意見なので参考にすべきだと感じてます。
お金の流れを呼ぶためには、「お金を投資する」という意識が絶対に不可欠です。
見栄のためのぜいたくをやめ、無駄な固定費を削り、燃費のいい支出状態になるのはとても大事なのですが、それをしてると投資であっても「お金を使う」という行為に抵抗感が生まれてしまうんですよね。少なくとも私はちょっとそうなっています。
まず冒頭で、「収入の範囲内での生活するという発想をやめる」ことを推奨しています。無駄使いをしなくなるのは大事だけれども、コンパクトにまとまりやすくなってしまうんですよね。
ここが、シンプルライフやミニマルライフのデメリット的な面だと感じています。
無駄は少ないんだけど、狭っ苦しい感覚がちょっとあります、個人的に。
「シンプルな生き方なんだけど、お金をバンバン稼いで、粋に使う」というのが私の目指す生き様です。
これだと、万が一稼げなくなって生活水準が落ちても平気だし、粋なお金の使い方をしていれば、信用経済が主流になった時に何かと助かるでしょうし。
無駄使いはしないけど、『お金というパワーのあるツールを上手く使いこなす』という手段のきっかけに大変良い本です。
金は天下の回りものと言いますが、上手く回すための方法が学べます!
この本を読んでから読むと、お金の使い方を良い方向に変えられると思います。
「銀と金 福本伸行」の感想
福本マンガで一番好きなのが、銀と金です。
一番好きと言ってますが、全部読んだわけではありませんが。汗
昨日から久しぶりに読み返しました。4周目くらいです。
福本伸行さんのマンガの魅力は、ヒリヒリ感ですね。
カイジが有名ですが、カイジは底辺すぎるんですよね。黒沢も底辺ですがクズではないので好きです。
銀と金は悪が悪を斬るって感じが好きなんですよね。
森田鉄雄の顛末も興味深いです。鉄って感じで。
銀と金のようなアウトローな生き方とは無縁ではありますが、この作品を読むと背筋が伸びる学びが毎回あります。
- うかつに人を信用しない
- 相手に主導権を渡さない
- 自分の軸を持って生きる
こういった点を考えさせられます。
私が単行本を所有している作品は、「銀と金」のほか「ハンターハンター」くらいです。
所有欲はないのですが、この2作品は大好きなので定期的に読んでは、刺激をいただいています。
福本マンガで断然イチオシの作品なので、気になった方はぜひぜひ。
「ホリエモンとオタキングが、カネに執着するおまえの生き方を変えてやる」の感想文
ホリエモンこと堀江貴文さんと、オタキングこと岡田斗司夫さんの対談をまとめた本。
この本読んで驚いたのが、2014年初刷で信用経済をベースに話をしていた点です。
対談自体は、2010年とか。
お金2.0とかで貨幣経済から信用経済にシフトしてるってのは広まってきている感じですが、それを2010年以前から実践されてたわけです。
人間力をつけてナンボ
なんというか、人間としての価値を高めていくことがお金に変わるというか、お金のあり方が本来のそれに戻っていくってことですよね。
だから、本のタイトルは「カネに執着するおまえの生き方を変えてやる」だと。
帯には「やりたいことをやる、みんなで楽しく暮らす」とも書いてあります。
時代の流れは確実にその方向性に進んでますね。
何となく面白そうだと感じて買ってみた本でしたが、思いがけず新しい内容でビックリしました。
今だからこそそう思うのであって、発売当時だったらあんまり響いてなかった可能性は高いです。
最近、人間力とか個人の価値とかについて大真面目に考えるようになっています。
昔はそういうことに向き合うことが出来なかったんですよね。
でも今は、そういったことが楽しいとすら思えるようになってきています。
確実に意識は高まっていますし、成長してる感覚はあります。
読書がそれに大きく寄与しているのは間違いありません。学習は人生を確実に豊かにしますね!それに楽しいです。
「少食が健康の原点 甲田光雄」の感想
食事療法の大家、甲田光雄さんの著書です。良い本です。
実際に実践しながら読んでいったので、めちゃくちゃ共感する部分が多いです。
少食について実例と研究結果を盛り込んで解説されています。
こういった話って理屈じゃなくて実感が大事なので、ただ読むだけだと今ひとつピンと来ないと思います。
ただ、少食を実践している個人的意見を言うと、めちゃめちゃ効果を感じています。
食べる量は少ないのに、エネルギーは湧いてくる感覚があります。
筋トレも日課にしていますが、体力的にしんどくありません。むしろモリモリ食べていたときよりもモチベーションは高いです。
愛と慈悲の少食
少食は愛と慈悲と甲田光雄さんは説いています。
とても素晴らしい表現だと思います。
この考え方こそが、食事の際の「(命を)いただきます。」につながります。
他の生命をいただくことで自分が生きられるという身の程をわきまえる感覚は、現代においては忘れがちです。
スーパーに行けば、さまざまな食材が安く買えるし、コンビニもそこら中にあります。
便利で最高ではありますが、そんな時代だからこそ少食で愛と慈悲を取り戻すというのは大事になってくるのかなと。
食べるのが好きだからムリ
少食にしたら調子よくなったから、みんな少食にしましょう!と布教するつもりは基本的にありません。
人を変えるのは自分を変えることの2000倍くらい難しいことだからです。
食べるのが好きだから少食はムリという人もいます。
今食べてる量が体に合っているなら、それがベターなのでしょうし大いに結構ですよね。
ただ健康を害するレベルの場合は、食べるのが好きというより食欲をコントロールできていないわけですから将来的につらい思いをすることになるだろうなと思ってしまいます。余計なお世話ですが。
少食にすると食事の価値が高まる
これは持論ですが、少食にすることで相対的に食事の価値が高まります。
なぜなら、量に限りがあり、それは思いの外少ないから。
これは人間関係でも同じことが言えます。
いつでも会える人は価値が低く見られがちで、忙しくて中々会えない人は価値が高く見られがちです。
希少性が高まることで、価値を高く感じやすくなるので、食事に対する感謝のこころや敬意などが意図せず高まります。
なので、食欲を満たすという食事をしなくなります。
『食事=自分を作る・育む』という意識になるので、腹にものを入れるような食べ方とは無縁となるんです。
個人的にはこの感覚がとても気に入っています。
このあたりも断捨離から流れをくんでいて、欲望のコントロールに一役買っています。
(少欲が美徳だと思っているわけではなく、欲望に流されない状態が理想的だと思っています。)
一日一食だと食事の時の感動が3倍くらいになります。
一日三回食事だと空腹度合いとのギャップが少ないので、一食あたりの感動は一日一食の感動の3分の1以下だなーと思います。
個人的メモ
122p 水野南北「食は命なり」
187p 一日一食主義でやっていくのには、一食の分量が1000キロカロリー以内で納まるくらい
213p 毎冬しもやけになっていたのは、甘党でお菓子類を食べ過ぎたせい
「あなたの人生を変える睡眠の法則 菅原洋平」の感想
睡眠本ってこれまで特に読んでなかったんですが、この本はムチャクチャ勉強になります。
大事だと思ってたことって結構漠然としていたんですが、その思っていたのと違う大事なことが書かれていたので、かなり為になりました。
何となく感じているパフォーマンス低下の多くは睡眠が原因だったりするようで、この本の中に書かれていることを完全に実行できれば、生産性が1.5~2倍くらいになるんじゃないかな?って気すらします。
初耳だった大原則
『起床から4時間以内に光を見て、6時間後に目を閉じ、11時間後に姿勢を良くする』
という大原則が繰り返し語られています。
正直、初めて知ることばかりでした。
起きたら太陽の光を浴びることで、25時間の体内時計がリセットされるというのは聞いたことがありましたが、それ以外が新しくて得した気分になりました。
6時間後に目を閉じる
なぜ目を閉じる?
目を閉じるとは、短時間の仮眠を取るということ。
それを駆使して睡眠負債を減らすのが目的。
本の中では出てこない言葉ですが、パワーナップと呼ばれる方法ですね。
私も眠気で頭がボーっとするときは、15~25分のパワーナップを取ります。
この本の中では、10~15分がちょうどよく睡眠負債を減らせると書かれています。
なんで6時間後?
起床から8時間後と22時間後に眠気が来るリズムがあるそうです。
22時間後は夢の中ですが、8時間後はバリバリ日中ですから、その前に手を打っておくという目的で6時間なんですね。
例えば、昼休みに15分の仮眠を取りたい場合、そこから逆算した時間に起きればOKですから便利な方法です。
11時間後に姿勢を良くする
姿勢を良くする意味
姿勢を良くするというのは、筋肉を動かすという意味で、体温を上げることを目的としてます。
これが実に理にかなっているんですよね。
なんで11時間後?
起床から11時間後に深部体温がピークを迎えるのだそう。
人は体温が高いと寝付きにくくなるので、そのリズムを崩さないように深部体温が高い時間帯に筋肉を動かして、体温を上げる習慣をつけようという話です。
ここらへんはだいぶ詳しく書かれているので、本をじっくり読んで実践してもらいたい部分です。
コスパが異様に高い本
3つの大原則を日常生活に落とし込めれば、睡眠のリズムは一定に保たれますし、睡眠負債もいたずらに溜まっていくことも防げます。
その他、色んなテクニックや便利知識など盛りだくさんです。
1,400円なんですが、相当コスパ高いです。
睡眠って毎日何時間も取るものですから、その質が向上するならリターンは半端ないです。
この本はメモ取りながら3回読んで、即日実践すべき内容です!